non butter オレンジパン[ ]
『バター、オイルなしでもこんなにおいしい ふとらないパン』という本を生徒さんからお借りし、その中に掲載されている【お花畑フルーツパン】をアレンジして作ってみました。
3年前にも、やはり生徒さんから"バターを入れなくてもパンって焼けるんですね"と、この本の存在を知っていたのですが、やはり皆さんカロリー気にされてるようで。
この本の著者は、戦後日本人の食生活は変化し、結果肥満・糖尿病・高血圧症等の病気が増えた事、自身の太ることへの恐怖心から、油を使わないパンを推奨しています。
パンに使われる油脂は【生地の伸びをよくし、パンの柔らかさを保つ】大事な役割があります。⇒程よいボリュームが出て、パンの水分蒸発を防いで硬くなるのを遅らせます。単に味をよくするor香りコクを出す為だけではありません。
実際作ってみて、捏ねの段階から生地に伸びが無くて硬く、焼き上がり直ぐでも、噛んだ感じが硬いのです。時間が経てば経つ程、硬くなるのでは?
トッピングのカスタードクリームもレシピ通り油脂を入れずに作りましたが、あっさりした味。やっぱり、ふっくらふんわりパンは、本来の食感を楽しみたいです。
改めて油脂の役割が分かり、そういった意味では勉強になりました。
2012.08.06