日だまり通信

映画「マルティニークからの祈り」[つぶやき]

本日劇場公開の本作品を、朝一で観て来ました。
2006年に韓国で放送されたドキュメンタリー番組でも紹介されて反響を呼んだ、
1人の女性の実体験を映画化した作品だそうです。

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マルティニークとは、カリブ海に浮かぶ島(フランスの海外領)で、女子刑務所があります。

保証人となっていた知人の自殺により、多額の負債を背負う事になってしまった夫
に代わり、金欲しさに、
コカインとは知らず、運搬を手伝ってしまったが為に、言葉も
通じない異国の地で、2年以上も1人過酷な刑務所生活を強いられた主婦が、主人公
です。

言葉も通じない、誰も頼れる人がいない、弁解の余地も与えられない絶望の
中で、支えとなったのは、家族に会いたい という一心。

もし、自分だったら..と、置き換え考えながら、見入ってしまいました。

ようやく、裁判で決着がつき、自国に戻れる事になったのですが、空港に夫
と共に出迎えに来た幼子が、きょとんとした顔で、"本当にママなの?"と、顔を
忘れてしまっていたのが、胸に突き刺さりました。
でも、最後は、ぎゅっと抱きしめて終わる というもの。

主演女優は、カンヌ映画祭女優賞を受賞したチョン・ドヨンで、表情が何ともいえず、
体当たりの演技と共に良かったです!

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2014年08月29日(金)

by hidamari-pan

at 20時24分


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